先日、Bunkamuraで開催されている「白隠」展に行ってきました。平日の午前中でしたので、空いていてゆったりと鑑賞することがでいました。もっとも中高年の女性グループはそれなりにお元気で美術展と関係のない話で盛り上がっておりましたが。
小生、お恥ずかしい話ながら「白隠」禅師のことなど全然知らず、美術展のポスターを見て面白そうだと思ったので行ってきたのですが、新鮮な感動でした。80才を越して書いた「半身達磨」や今回新出だという「布袋吹於福」など見飽きませんでした。また、「蓮池観音」のお顔の表現など見る絵画毎に感動しながら鑑賞させていただきました。浅学の身には、画賛など読めるわけもありせんが、縦書きでありながら左側から読ませる賛は初めてでした。そんな自由さも何とも心地よく休憩なしで一気に全作品を見てしまいました。
「白隠」禅師は、生涯に一万点以上の作品を書き、しかも80才を越しての画業がピークで、60代の作品がなんと「若描き」ということです。なんと素晴らしいことか!感心することしきりで美術館を後にしました。
皆さんも、是非お出かけになったらいかがでしょうか。きっと、後悔しないと思います。
コメントをお書きください