
先週の18日の金曜日に桜を見に行きました。宮城県仙台から電車で30分程の距離にある「一目千本桜」です。白石川の堤に沿って、ソメイヨシノを中心に約8Km、1,200本の桜が咲き誇っていました。 当日は、天気は何とか持ちましたが強風の中でのお花見となりました。桜も半分くらい散ってしまったものが多く、花見としては最後という感じでしたが、初めて川堤に並ぶ桜の木を見て、思わず「すごいね!」という感想です。遠くの残雪の山々をバックに大河原駅から船岡駅まで3.5Kmにわたって川堤を歩きました。盛りを過ぎたとはいえ、1,000本以上の桜を見て、強風で花が狂ったように散っていく様は、「滅びの美学」を思わせます。桜が川面に映りこんでいるところを撮りたいと思っていた写真も、強風で波が立ってしまい桜が移りこむどころか、カメラが安定しないくらいでした。
途中、船岡駅の近くで昼食をとり、船岡城祉公園まで足を延ばしましたが、高台になっているので、白石川の眺望が見事でした。「樅の木が残った」の舞台でもあるので、その名を冠した展望台からの眺めがとても良く、川と並行して走っている東北本線の電車と万朶の桜と白石川の織りなす風景は「撮り鉄」ならずとも、カメラを向けたくなる一幅の画軸のようでした。

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